金剛砂
(2003.11月)
「艶消し」・「梨地仕上げ」をするのに一般的に
使われているのが、この「金剛砂」。
使い方は、ガーネットの粒を打ち付けて「艶消し」
「梨地仕上げ」にする。ある程度まで研磨仕上げした
品物の上から、水と一緒に金剛砂を落とすと
小さな傷ができて艶消しとなる。
さて、見ての通り、2種類の粗さがある。この「金剛砂」は
通常、ジョウロに金剛砂と水を入れて上から落として
「艶消し」「梨地仕上げ」にするのが一般的だ。
今回は、ジョウロを使わないでピックリングコンパウンド
のプラスチック容器を使用して梨地仕上げにする。
ピックリングコンパウンドのプラスチック容器に「金剛砂(細)」
と水を入れる。水の量は、ひたす程度に。
超音波洗浄機でリングの油分や汚れを除去しておく。
鏡面・洗浄済みのリングを容器の中に入れる。
手動式のバレル研磨のように
シャカシャカと音をたてながらくるくる回す。
仕上がりのチェック→さらに回す。
自分の好みになるまでこれを繰り返す。
金剛砂・プラスチック容器を用いた「艶消し」「梨地仕上げ」
は、こんな感じに仕上がった。
細かい金剛砂は、曇り方が弱い。
逆に粗い金剛砂は、曇り方が強くでる。
また、細かい粒子と粗い粒子を混ぜてみても面白いかも。
梨地仕上げしたくない箇所には、マスキングテープや
セロハンテープ等でしっかり保護するようにしよう。
「金剛砂」は、手軽に艶消し・梨地仕上げができる。
皆様も挑戦されてみてはいかがかな?